一年   わ・す・れ・な・い

3.11 

近くのお寺からの鐘の音が

ちょうどその時刻なのだと知らせていました



上空を

白鳥が十羽、Vの字をつくって飛んでいきます

少し遅れた二羽もおそらく家族でしょう



空を飛べたら、津波から逃れられたのに・・・と

子供を亡くしたおかあさんの嘆きが胸に迫ります



震災の傷は癒えることなどなく

積年の苦しみとなっていくのでしょうか



平穏な日々に生きていられること

家族がそこにいるということ



  もう一年・・・まだ一年・・・なのですね







   〜☆    



       ☆〜